USUMシングル S14 最高1975 最終1948 脳筋グロススタン
初めましての方は初めまして、nomakuです。大学が春休みということで久々にシングルレートを勝ちに行きました。
217戦目で初19に到達し300戦目あたりで1975まで上がったものの、その後あっという間に17まで溶かし100戦近く19に戻れない時期がありました。最終日前日に構築を弄ったところそこそこ勝てるようになり最終日は19帯で戦うことができました。
結果としては、復帰シーズンでありながら初19を達成し20付近まで戦えたので満足しています。(欲を言えば初19,20同時に達成したかったですが)
TN:アリサで潜っていました。当たった方対戦ありがとうございました!
(写真は最終です。最高レート時の写真は撮っていません。)
以下構築記事になります。
【構築の経緯(備忘録)】
シーズンが長かったこともあり構築もかなり変遷しています。長くなるので最新の並びは3だけ見ていただければ大丈夫です。
1. 一番使い慣れており好きなポケモンであるメタグロスから構築をスタート。序盤は知識もなかったのでとりあえず有名な並びであるリザXグロスにし、裏はリザードンXのおにびと合わせて詰められるめいそうスイクンとみがわりポリゴン2を入れました。三日月オフではリザードンX,グロス,ポリゴン2,スイクン,ランドロス,ヒードランの並びで使っていました。(ランドロスはHBきのみ)
2. 鬼火リザードンを出すことがあまりなくコンセプトが腐っていたため解体。メタグロスを使っているとほぼほぼ出てくるギルガルドに毎回ボコボコにされていたのでHDヨプおいうちバンギラスを採用。このポケモンを入れたことでゲンガーにも強くなりました。バンギラスだけだと出せない時のリザードンをケアできないため対面性能の高いミズZカプ・レヒレ、崩し枠かつ岩技のないメタグロスを起点にできるきのみウルガモスを採用。最後にここまでで重い相手の水タイプや受けループに強く、雑なクッションとして扱えるきのみボルトロスを採用しました。ランドロスはスカーフにしてゲンガーやリザードンを上から縛ろうと思いましたが択ゲーになるのであまり強くなく、一貫性のないスカーフ枠は微妙だと感じました。
その後バンギラスの火力の無さから起点にされたりサイクル負けしたりすることが度々あったためASアクZに変更。この並びで初1900を達成しました。
3. バンギラスは刺されば強いものの有利対面をとりづらく、構築にあっていなかったため解雇。またスカーフランドロスも刺さりが悪いので解雇しました。環境に蔓延していたカビゴンにウルガモスが簡単に止められてしまうためホノオZに変更。対面性能が高く、重たいアーゴヨンに強いタスキミミッキュを採用。ここまでで崩し要素が不足していたため、対面性能が高く崩しも行えるガルーラを採用しました。最高レートの時はこの並びを使用していました。(ちなみにじーこぽけさん主催の仲間大会ではこの並びを使用し5位でした!)
その後環境に蔓延していた剣舞ギルガルドに弱く出しても荷物になっていたウルガモスを解雇し、一貫性が取れメタグロスやゲンガーにも強いスカーフサザンドラを採用しました。カバリザやナットドランが多かったのでミミッキュをゴーストZに変更し最終日はこの状態で潜っていました。
【構築紹介】
メタグロス@メタグロスナイト
特性:クリアボディ→かたいツメ
-途中まで-
性格:いじっぱり
努力値:AS252 D4
技:バレットパンチ・しねんのずつき・れいとうパンチ・アームハンマー
-途中から-
性格:ようき
努力値:AS252 D4
技:バレットパンチ・しねんのずつき・れいとうパンチ・じしん
構築の原点。最初はカビゴンをボルトチェンジ+アームハンマーで倒せるA特化型で使っていましたが、環境にギルガルドがあまりにも多くメタグロスを出したくても出せないことが多かったためじしんに変更しました。また相手のメタグロスやリザードンを意識して最速に変更しました。アームハンマーを切ったことでカビゴンや終盤謎に多かったナットレイが重くなりましたが仕方ないと割り切っていました。
サイクルを回した後に積んだボーマンダやアーゴヨンを縛れたり、ふいうち択を解消したりできるバレットパンチはこのポケモンを軸で使う上で必須に近いと思っています。
れいとうパンチがないとランドロスに勝てなかったりボーマンダに起点にされたりするのでこの枠も切れません。
アイアンヘッドが欲しい場面もありましたが、ロトムやリザードンに対する打点を考えてしねんのずつきにせざるを得ませんでした。
サザンドラ@こだわりスカーフ
特性:ふゆう
性格:ひかえめ
努力値:CS252 D4
技:あくのはどう・りゅうせいぐん・かえんほうしゃ・とんぼがえり
最後に入ってきた枠。メタグロス軸で処理に苦労するゲッコウガやゲンガーに強くスカーフを持たせることで終盤の抜きエースとなれる点が強かったです。カプ・テテフと対面した時に毛根に優しいおくびょうも検討しましたが、メタグロスやゲンガーに対する乱数を考えてひかえめにしました。実際ひかえめの火力のおかげで勝てた試合もそこそこあったのでこの選択は間違っていないと思います。
かえんほうしゃはほぼ撃たないので重たいカプ・コケコに撃てるだいちのちからにしてもよかったかもしれません。
このポケモンを入れたことで面白いくらいギルガルドが出てこなくなったのですが、採用したのが直前のためそれに気づけず試合をこなしてしまったのが反省点です。
霊獣ボルトロス@バンジのみ
特性:ちくでん
性格:ひかえめ
努力値:H236 B140 C52 D68 S12
技:ボルトチェンジ・めざめるパワーこおり・はたきおとす・ちょうはつ
・調整ライン
H-B:A特化ミミッキュのぽかぼかフレンドタイム確定耐え(154~183)
H-D:C特化カプ・レヒレのハイドロポンプZ確定耐え(154~183)
S:準速キノガッサ抜き
・参考
メガバシャーモ(AS252 D4想定)にC189ボルトチェンジ(75~88)+フレアドライブ反動(48~57)+A216バレットパンチ(32~38)
→155~なので対面ボルトチェンジ+A特化メタグロスのバレットパンチで処理することも可能です。(これを嫌って対面とびひざげりを撃ってくる輩もいるので注意)
クッション用のきのみボルトロス(過労死枠)。あまりサイクルを回せない構築なのでこのポケモンを間に挟んで誤魔化すことが多かったです。はたきおとすはラッキーやポリゴン2に刺さる技ですが、S関係のわからないカプ・レヒレ対面やタスキっぽいミミッキュに撃つこともありました。
受け回しの構築に対してはいかにこいつで削ってガルーラやカプ・レヒレを通せるかで勝敗が決まります。カバマンダガルドのような構築にはかなり仕事をしてくれるポケモンですが、脳筋構築に出してもダメージレースで負けるので注意が必要です。
カプ・レヒレ@ミズZ
特性:ミストフィールド
性格:ひかえめ
努力値:H172 C196 S140
技:ハイドロポンプ・ムーンフォース・こごえるかぜ・ちょうはつ
・調整ライン
H:8n-1
C:ミズZで無振りミミッキュに129~
S:準速キノガッサ抜き
対面性能を確保したカプ・レヒレ。ミミッキュ対面はこごえるかぜから入ることで耐久無振りなら対面で勝つことができます。ただしリザードンにこごえるかぜから入るとほぼ100%裏に引かれるので大人しくZを撃ったほうがいいと思います。Zを持たせることでリザードンやミミッキュの悠長な剣舞を許しません。ただし耐久はあまりないので安易な炎への受け出しは注意したほうがいいです。
ゲッコウガ対面は全人類ダストシュートを持ってると思ってミズZを撃ちましょう。
今期何回も怯みに泣かされた可哀想なポケモンでした…
ミミッキュ@きあいのタスキ → 最終日のみゴーストZ
特性:ばけのかわ
性格:ようき
努力値:AS252 D4
技:じゃれつく・シャドークロー・かげうち・つるぎのまい
おなじみ最強ポケモン。対面構築ではメガ+Z+タスキという選出が強いと思っているのでタスキを持たせました。タスキのおかげで砂やステルスロックのない構築には圧倒的なストッパー性能を発揮しました。
しかし積んでも大した火力は出ないためカバルドンやナットレイに好き放題されるのが使ってて難しいポイントでした。最終日あまりにも物理受けが辛かったためゴーストZにしましたが、カプ・レヒレと同時選出して2Z選出になることが多々あったのが問題点です。
Sに補正をかけるとミラーで有利なのはもちろんのこと、最近一定数いた意地っ張りの遅いメタグロスの上から縛ることもできたので悪くない選択だと思います。
ガルーラ@ガルーラナイト
特性:きもったま→おやこあい
性格:いじっぱり
努力値:H212 A252 B4 D20 S20
技:おんがえし・ふいうち・グロウパンチ・ほのおのパンチ
・調整ライン
H-B:A特化メガメタグロスのアームハンマーが176~208
H-D:C147カプ・コケコのエレキフィールド10まんボルトZが181~214
A:特化
S:準速キノガッサ抜き
こちらもおなじみ6世代最強ポケモン。メタグロスでは崩せない受け回しを潰すために採用。実際数多くの受け回しを潰してくれました。メタグロスと同じく対面寄りのポケモンであり、どちらを選出しても残り二枠を共有できるのが使いやすかったです。2メガ構築は補完の共有が課題なのですが、この点は6世代のグロスクチートの考え方をうまく行かせたかなと思います。
ガルーラがいるならメタグロスは不要なのではないかという意見もありますが、ガルーラではボーマンダ軸に対して大きく不利をとり、メタグロス軸に対しても怯みやバレパンふいうち択を制さないと勝てないのでそれらに出せるメタグロスの採用は間違っていないと思います。
メガリザードンYのオーバーヒートで落とされることが度々あったのでもう少しDに振ったほうがいいかもしれません。
【選出について】
・vsカバマンダガルド
初手ボルトロス+メタグロス、カプ・レヒレ
ボルトロスで場をかき乱しつつ裏の火力を押し付けていけば勝てます。
・vsヒトムレヒレグロス
初手メタグロス+サザンドラ、ミミッキュ(or カプ・レヒレ)
メタグロスミラーは最速な分こちらに分があります。
・vsカバリザ
初手カプ・レヒレ(or ガルーラ)+ガルーラ、ミミッキュ(or サザンドラ)
サザンドラ入れてからは当たらなかったのでなんとも言えないですが、
ミミッキュの代わりにサザンドラを出したほうがいいかも。
ガルーラとカプ・テテフが対面した際、スカーフに見えたらグロウパンチを押してもいいかも。
・vsリザグロス
初手ガルーラ+カプレヒレ、ミミッキュ(or サザンドラ)
おにびリザードンに見えたら強気にグロウパンチを押すといいことがあるかも。
・vsゲンガー軸
初手サザンドラ+ミミッキュ、ガルーラ(or メタグロス)
・vs受け回し
初手ボルトロス+ガルーラ、ミミッキュ(or カプ・レヒレ)
うまくガルーラの一貫を作ります。
【反省点】
最終日直前になってサザンドラを採用したりミミッキュの持ち物を変えたりしていることからわかるように、最後まで納得のいく構成を組めなかったのが勝ちきれなかった原因だと思います。また上記のサザンドラの項でも書いたように、一体ポケモンを入れ替えるだけで相手の選出が大幅に変わってしまい今までの経験則とはズレた選出・立ち回りになって安定しなかったことも問題でした。もっと早くにサザンドラを採用していたらこのようなことにはなっていないと思うと悔しいです。
またメガ+Z+タスキの形を組むために採用したミミッキュですが、ミミッキュをタスキにするとカバリザに勝てない、レヒレをZ以外にすると対面性能が下がって容易な後出しを許してしまうなど詰めきれない部分が目立ちました。この問題は2Z採用で誤魔化しましたが、どうしても粗が出るので応急処置レベルだと思います。
最後にプレイングに関してですが、以前と比べたらずいぶんマシになったものの依然として相手依存の立ち回りや詰め筋を追うことの下手さが裏目に出た試合が多かったです。特に負け込んでメンタルがやられている時に、勝てる試合まで下手なプレミでズルズル溶かすことも多々あり己の未熟さを痛感しました。
【総括】
冒頭でも述べましたが自身初の19達成から臆することなく戦えて満足しています。運負けした時はなんだこのクソゲーと言いつつもなんだかんだ楽しめて良かったです。今期はインフレシーズンで22もそこそこ出ている中19程度で記事を書くのもどうかと思いますが、参考程度に見ていただけたら嬉しいです。
ここまで長文駄文読んでいただきありがとうございました。
・Special Thanks
ガルーラ個体提供:カゼハさん(@srkazeha)
ミミッキュ個体提供:matterさん
ボルグロスさん
キャスに見に来てくださった皆さん
対戦相手の皆さん
質問・ご意見等ありましたらTwitter : @snomakuZ1まで